News Week 誌によれば、
今年のイグ・ノーベル賞 物理学賞は、「猫の流体力学について」という論文ををもとに、フランスの研究者マーク・アントワン・ファルダンが受賞しました。
・受賞理由:「猫は固体かつ液体になれるのか?」という疑問を流体力学で証明したことに対して
・受賞者:マルク=アントン・ファルダン(Marc-Antoine Fardin)
・研究概要:固体とも液体ともつかないネコのふるまいに注目し「流動体」として物理学的に分析した結果、
老いたネコの方が子ネコより流動性が高いことが判明。(Rheology Bulletin掲載)
また、論文の結論の中に日本の「猫カフェ」に関する記述もあって興味深く読ませていただきました。
「日本で最近行われた実験では、猫は孤立した液体系ではなく、その環境からストレスを転移させ、吸収できるものとして捉えるべきということが示唆された。実際に日本には、ストレスを受けた顧客が猫をもふもふして喉のゴロゴロを聞き心配事を忘れられる猫カフェというものがあるくらいだ」
またファルダン氏は、イグノーベル賞を受賞する意思の有無を確認された際に、
「ノーベル賞を辞退するのはカッコいいかもしれないが、イグノーベル賞を辞退するのは間違いなくカッコ悪い」
と、受賞の動機を話したそうです。