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MAEDA FUJINKA CLINIC

今なぜ女性のウェルエイジングが必要か?

まえだ婦人科クリニックでは、well ageingと称して、
女性が上手に年齢を重ねる為のライフスタイルの形成」を一つの大きなテーマとして医療に取り組んでいます。
女性ならではの病気などのことを、まずは自ら知ることがひとつのキーポイントとなると私たちは考えています。

エイジングケアとウェルエイジング

老化を予防するという意味で、エイジングケア(抗加齢)という言葉がよく使われています。 日本抗加齢医学会によると、エイジングケア医学とは、「元気で長寿を享受することを目指す理論的・実践的医学」と定義されています。加齢に伴う動脈硬化やがんのような加齢関連疾患の発症確率を下げ、健康長寿をめざす医学で、決して不老不死を意味しているということではないのです。 よって、日本抗加齢学会の目指すもの ≒ ウェルエイジングと当院は考えています。 勿論、“アンチ” エイジングという究極の目標を掲げていることが重要であることは確かです。

日本における男女の年齢別の比率を示した図

世界でも有数の長寿国 日本。

日本のは医療の発達や社会環境の整備により世界でも有数の長寿国です。
特に女性は86.61歳(2013年)と世界一の記録的な数字となっています。
男女の人口比率を考えてみると、出生時は男性105人に対して
女性100人と男性の方が5%ほど多く生まれますが、50歳時には男女はほぼ同数となり、
80歳になると女性が男性の約2倍の比率になります。
しかし、平均寿命とは「生命量の長さ」をいうもので「質の要素」は入っていません。
極端に言えば、日常生活動作が自立できていない寝たきりの方も含まれており、
健康状態の評価は全く加味されていないものとなっています。
そこで、日常的に介護を必要としないで自立した生活ができる年齢「健康寿命」が、
重要視されるようになってきたという時代の背景があります。

平均寿命と健康寿命の差を示した図

上のグラフから判断できるのは、「平均寿命の差と健康寿命の差は男性9.02歳に対して女性12.4歳であり、女性の「健康寿命」の差は男性に比べても3年ほどしか長くないということです。つまり、女性は10年以上、人生の15%近く、要介護な状態にあることを意味するのです。

女性の平均寿命と健康寿命の差はなぜ生まれる??

では、なぜ女性の平均寿命と健康寿命にこれだけの差が生じているのでしょうか?
最大の原因は、筋肉骨格の老化が男性よりも顕著であることが理由として挙げられます。
女性では骨粗鬆症の発症率が高く骨折が多いことや、筋肉量と筋力の低下も女性に多発します。これらの発症には、性ステロイド(女性ホルモン;エストロゲン、男性ホルモン;アンドロゲン)が深く関与していることがわかっています。またエストロゲン(女性ホルモン)は、脂質代謝、動脈硬化の発症とも深く関与していることが科学的に明らかにされています。エストロゲンの分泌量の低下(閉経期)と一致して、脂質異常症(高脂血症)の発生も増加します。

女性の人生において重要な、卵巣機能のマネージメント

老化という現象を考えるとき、男女の性別の区別はとても重要です。 性差医療学という概念が浸透しつつありますが、これらの性差を生じさせている最大の原因は、性腺の差(女性では卵巣、男性では精巣)なのです。卵巣が精巣と大きく異なる点は、一定の年齢まで到達すると、急激に機能が低下しエストロゲンを分泌しなくなること(低エストロゲン状態)であり、この現象は閉経とよばれています。
閉経年齢は平均52歳であり、女性は閉経後約30年つまり人生の3割以上を低エストロゲン状態で過ごすことになります。よって、この時期に上手にホルモン療法を行うことによって、女性の健康寿命を延長させることが期待できます。
また、低エストロゲン状態は閉経に限ったことではありません。精神的・運動・饑餓(無理なダイエット)などのストレスによって卵巣機能は低下し、比較的容易に生理(月経)は止まってしまいます。このことは、閉経に近いホルモン状態(低エストロゲン状態)になることにほかなりません。 健やかに年齢を重ねるためには、閉経期だけでなく若い年齢の時からの卵巣機能を意識したマネージメントが不可欠な要素と考えられているのです。

皆さんが豊かな女性の一生を過ごすために

このように、女性の一生をトータル・マネージメントすることを考えた場合、卵巣機能に精通した婦人科が果たす役割は大きいと、私たちは考えています。 長くなりましたが、まえだ婦人科クリニックは卵巣をはじめとする内分泌機能を基礎として性差を考えた医療を実践し、女性一生のヘルスケアをしたいと考えています。是非みなさんお気軽にご相談ください。

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