聞いたことありますか?この言葉。
日が照っているのに、雨がぱらぱらと降る…いわゆる「天気雨」のことをよくこう言ったりします。
みなさんも時々遭遇したことがあるのではないでしょうか。
「狐の嫁入り」については諸説あるようですがその一つをここに。
【語源・由来】
あるとき狐の娘がお嫁入りすることになり、娘を連れて嫁入り行列をすることにしました。
ところが
「人間の村の中を狐がぞろぞろと行列作り歩くとなると一斉に捕まえられそうだ、雨でも降れば、視界がぼやけて見つからないのではないか」と。
だけどその日は晴れていたので、狐たちは精一杯の雨乞いをしました。
すると、自分達の周りだけ、雨が降りました。
そうして、狐たちは雨を降らしながら足早に村を通り、無事に嫁入りすることが、できました。
そうとは知らない村人たちはなぜ雨が降ってるのか、謎のままでした。おしまい。
ほかにも
「夜、遠くの山野に狐火がいくつも連なっていることを、狐が嫁入りする提灯に見立てたもの」とか、
「狐火は、狐の口から吐き出された火という俗信がある奇怪な青白い火で、恐れられていた」とか、
気味が悪い説も。
それらから天気雨を、狐火の怪しさのようであることにたとえ「狐の嫁入り」(画像は京都で3月に行われている「東山花灯路」です)というようになった・・・など諸々。
なんとイギリス、イタリア、ブラジル、ポルトガル、フィンランド、韓国でも、突然の通り雨のことを、狐の嫁入りと、呼んでいるとか。
神秘的なような少し気味が悪いような。
クリニックのロゴマークは『うさぎ』ですが、クリニックにはなんとキツネの絵本が2冊もあります。
懐かしいシリーズですが、たまには手にとって読み返してみませんか。